豊かな情景と抒情を凝縮した言葉で表現する。物事の本質に迫り、核心に到るまで深堀りして、余計な言葉をそぎ落とし、言葉を選んで選んで選び抜くという、日本の伝統文化を楽しんでいます。
暁に霜柱踏む登山口
初孫や風吹きぬけて秋の空
明き家の柱にあたる秋日かな
八月や波音だけの遠花火
トーストをビールのあてに蝉時雨
あけぼのの池面におちる花の色
春の夜やプラットホームの雨の跡
朝雨に散る明き家の桜かな
朝雨に霞む借家の桜かな
冬日差す床に薬の束ふたつ
縁側に当たる初日のぬくもりや