2015年5月9日土曜日

太祇

「うつくしき日和になりぬ雪のうへ」

「蚊帳くぐる女は髪に罪深し」 太祇

2015年4月26日日曜日

京都の町屋

春の灯やあねさんろっかくたこにしき

京都市の中心を東西に走る御池通りと四条通りの間の小路を、北から順番に「姉小路(あねやこうじ)通り」「三条通り」「六角通り」「蛸薬師(たこやくし)通り」「錦通り」と呼ぶ。子供の時、姉三六角蛸錦(あねさんろっかくたこにしき)と呼んで、通りの名前の覚え方を教えてもらった。昔から残る町屋は土産物店や料理店などになって観光客を集め賑わっている。

2015年4月21日火曜日

小林一笑

「やすらかに風のごとくの柳かな」

「雨たれや蛙の並ぶ軒の下」

「夜や小春猫の行音帰る音」

「ふらぬ日や見たい程みる雪の山」

「蚊の痩せて鎧のうへにとまりけり」

「心から雪うつくしや西の雲」

小林一笑

春潮

春潮のなつかしき香や島めぐり

2015年4月9日木曜日

高度な俳句

「複雑」を高度な俳句と言うのかな?

取り合わせ禅問答と紙一重

2015年3月16日月曜日

芝焼き

芝焼きの土中に潜むいのちかな

「よもぎ餅」2014年12月 1/5

まっすぐの線路が通る雪解田や
樹の幹の目覚めて雪を解かし出す
飼犬と泥道行くや雪解風
樹の精を爆発させる桜かな
若鮎は目指す所を知っている
蝉の子や桜咲けども土の中
春嵐我が決心を試すなり
明鏡に日の射し入るや青柳
散り桜ひかる水面のゆらゆらと
玉入れの次は駆けっこ葉桜や
物干しに集う靴下春風や

「よもぎ餅」2014年12月 2/5

七月や松かげ越しの海眩し
夏の空大海の水を吸い上げる
蝉時雨畳に触る浜の砂
夏の天背泳ぎすれば音の消え
目の前の肩で一息黄金虫
もっと鳴け時空を制す蝉の声
なみぎわに足元とられ我ひとり
ひぐらしの声聞きながらスイカ食う
手花火やけむり流れて風涼し
夏深し五泊六日のバンガロー
税関を通り過ぎればそこは夏
白浜にゆれる月影椰子の下
ひく波にサンダルもぐる夏の朝
波音の肚に響くや夏の昼
夏夜風窓を閉じれば窓の外
空港がこの地最後の地面かな
見上げると空はまっくら夜店路や
ほおずきやええやろ買うて買うてえな
子供らを墓が見守る夜店かな
夏の夕山のすそ野の足湯場や
夕焼けや染まる家屋のあかるさよ
夕暮れに山際光る畦道や