貯水池の水面さざなむうろこ雲
銀杏の樹二億年間ここに居る
陽と水と土の氣溜めて稲穂垂れ
稲穂の香炊き立てご飯焼き秋刀魚
日の暮れて田仕舞あとの静けさや
竹かごで鳴く鈴虫や水枕
山道を毬跳ね下りる秋の空
日に透けて山路行くなり薄かな
枯れてこそ穂の麗しや夕すすき
秋寒し蝉のいのちは樹に潜む
倒木に生える茸や修験道
せせらぎが紅葉の中をすぎゆけり
保津川の流れおだやか紅葉かな
ぬれそめて紅葉麗し軒の下
ふもとまで雨の降りたる紅葉山
岩肌に苔生す奥の秋の山
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